Unityインターハイ行ってきました #3
暑そうで暑くないでもちょっと暑い最近ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
そんなこんなで残りの「敢闘賞」「殊勲賞」「技能賞」の感想をば。
例によって画像は公式サイトからお借りしています。
ちなみに賞の発表順は敢闘賞→殊勲賞→技能賞→準優勝→優勝でした。
スババン!
敢闘賞 Cubes
チーム「捕鯨団体」
画像の通りキューブ、立方体が特徴のゲームです。
ゲームシステムはSF風のFPSに新しくキューブの破壊、設置要素を加えたというもの。キューブには破壊すると爆発するものや、一定時間姿が見えなくなったり、触れるとダメージなど種類があるのも特徴だそう。
デモではマインクラフトの様に自分の真下にジャンプしながらキューブを設置することで高所へ登っていましたが落下ダメージは有るのでしょうか。
オンライン対戦も実装し、2〜4人の対戦が可能とのこと。
とにかくゲーム、プレゼン共に気合が入っていて、「優勝してやろう!」という気概が見られたのが印象に残っています。
敢闘賞受賞時も「優勝したかった」とのコメントをされてましたね。
キューブを設置しながら戦うFPSというのは斬新で良かったと思います。
プレゼンも堂々としていて見習いたいなと感心しきりでした。
ただ、プレゼンがまとまり過ぎてたかな?とも思いましたね。キューブの機能とオンラインと本当ゲームの紹介PVの様な感じで、売りであるキューブの設置がもっと見たかったです。またサイバー的雰囲気の為にステージが暗めなのですが明るい方がキューブが見やすいなーとか思ってました。
それと審査員の方がFPSよりTPSの方が視界が開けて良いんじゃ?とちょくちょく言われてましたが僕はFPSの方がキューブを壊した時の意外性やキューブに隠れるのが生きると思うのでFPSの方が良いかなと思います。
とても高水準の作品でしたね。「大学行ってクラウドファインディングしたい」とも言われてましたしこれからが楽しみです。
殊勲賞 VR脱出ゲーム
東京都成城学園高等学校
チーム「鉄腕DASSHUTU」
来ましたVR!プレイしてません!すみません!
正直VRゲームってシューティングか脱出ゲームかみたいな感じでで食傷気味なんですよね…
とか思ってました。
このゲームの特徴はPCとスマホ、両方を使って謎を解いていくことにあるんです!展示会場でディスプレイの横に置いてあるハコスコを横目に「まぁ普通の脱出ゲームやなー」とか言ってた自分をぶん殴りたいですね。
ハコスコとはダンボールを組み立ててスマホを差し込んで作る手軽なVRメガネみたいな奴です。
こんなん。(公式サイトより)
どうやってPC・スマホを連携させているのかというと、大まかな移動はPCで、覗き込みや視点の移動をスマホ(VR)でやるというシステム。連携にはPhotonCloudを使っているそうで、PhotonCloudの新しい使い方を発見できました。
VR上で覗きこまなければ見つけられないヒントや解けない謎が散りばめられ、複数人で分担してプレイするのも楽しそうですね。
PCに向いている部分はPCで、VRならではの操作はVRでといった割り切りがいいです。
謎解きは自作とのことでした。一部謎解きの紹介もされてましたが中々歯ごたえのありそうな感じ。スパイク・チュンソフトの審査員の方の食いつきが良かったのはやはりゲームジャンル的なシンパシーでしょうか…。自社の脱出ゲームの宣伝もされてましたね。
技能賞 Unite in the School Festival
東京都世田谷学園高等学校
チーム「Project .MS」
唯一の音ゲー枠でした。システムはシンプルで落ちてくる黄と青のバーにタイミングを合わせてアクションするというもの。
このゲームの1番の目玉は何と言っても複数のデバイスでの操作です。マウス、マイク、Leapmotionと3つの操作方法に対応。
Leapmotionとは
Leap Motion(リープモーション)は、2012年にLeap Motion社から販売された手のジェスチャーによってコンピュータを操作ができるデバイスである。
マウスや画面タッチを用いずに操作ができる体感型のシステムで、ジェスチャーによって直観的に操作することが可能となる。
今までのどの3次元入力デバイスよりも200倍正確で、1/100mmミリの間隔で動作を認識する。
要するに手の位置を画面に出してくれます(雑)。
ただ、このLeapmotionって手応えがないのが難点。空中に手を浮かしているのでふわふわしちゃうんですよね。それをカバーするためにArduinoというマイコンを使った振動センサー付き手袋を併用できるようになっていました。僕はArduinoをちょっと触ったことありますがこういうゲームとの連動は考えなかったので目から鱗ドバー!でした。
話は戻って3つの操作方法。それぞれちょっとプレイの仕方が異なります。マウスは黄色のターゲットだったら左、青色だったら右クリックをしながらターゲットの方向にマウスを振り、マイクだと降ってくるターゲットに合わせて手を叩き、Leapmotionでは左手が黄色、右手が青色のターゲットに合わせるように手を移動させるというもの。
音ゲーで複数機器で操作というと、どうしても機器に合わせてゲームシステムも変えたくなりそうですが、そこはブレずに降ってくるターゲットに合わせてアクションというのを貫いていました。ここが逆に新鮮だったと思います。Leapmotionは3次元で手の位置が取れるのでそれを生かしたデザインにしてしまいそうですが、正確性を取って1次元の左右移動に絞ってゲームを作ったとの話でした。大正解だったと思います。
今回どのチームも技術賞だろ!と思えるぐらいハイレベルな作品ばかりでしたが、それでもこの作品が技術賞というのは納得できるスキルの高さと、技術の使い方だったと思います。
そんなこんなで入賞作品の紹介は終了!(他にも小・中学生特別賞という賞はありました)
連日で更新するつもりだったのに日が変わってしまいました。
もう1つ忘備録としての記事を書く予定ではありますがそろそろレポートがやばいぞ!
ではまた!